コロナ第9波

中国・武漢が発生源とされる新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が始まって4年目。これまでに「第◯波」と呼ばれる感染拡大の大きな山が8回訪れている。


画像をもっと見る

■5月からは「5類」に引き下げ

ワクチン接種も進んでいるが、現在流行の中心となっているオミクロン株に対応したワクチン接種者が限られること、またウイルスが変異するスピードが早いこと、感染を防止する免疫は接種後数ヶ月で弱くなることなどから、感染拡大が繰り返されてきた。

直近の第8波は、昨年11月から今年2月あたりにかけて、昨年夏に起きた第7波と同程度の規模で大きな感染拡大となった。

一方、新型コロナウイルス感染症法上の分類は、5月8日から5類に引き下げ。それに先立ち、マスク着用も屋内外とも「個人の判断を基本」とする事実上の緩和が行われている。


関連記事:新型コロナ、すでに複数回感染している割合は… 年代によるバラつきも

■専門家会合は「第9波」に警鐘

ところが、19日に開催された厚生労働省の専門家会合では、「ゴールデンウィーク明けに感染拡大がありうる」「第9波は第8波を上回る規模になる恐れもある」といった文書が参加した有志によってまとめられ、波紋を拡げている。

一方の世間は、どのように感じ、予想しているのだろうか。


■8割が「起きる」

Sirabee編集部が、4月10〜12日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に調査したところ、「第8波を超える感染拡大が起こる」と予測する人は、全体の16.7%。「第8波より小規模に起きる」と考える人が最も多く、63.3%にのぼる。

「第9波は起きない」と答えた人は20.0%だった。

新型コロナ第9波


■40代が最も警戒

全体の8割が起きると予想する第9波だが、「第8波を超える」と考える人が最も多い世代は40代で21.4%。同じく60代が最も少なく、8.7%にとどまった。

実際にどれくらいの規模で感染再拡大が起きるのか。またマスクを強要される日々が始まるのか。初夏のような陽気の中で憂鬱な日々が始まりそうだ。

新型コロナ第9波

・合わせて読みたい→インフルエンザ、新型コロナに猩紅熱… 患者急増でマスク生活に戻るイギリス

(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2023年4月10日4月12日
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)

新型コロナウイルス「第9波」は起きると思う? 前回超える規模を予想する人は…


(出典 news.nicovideo.jp)

「第9波が起きる可能性は高いと思います。現在の状況では、ワクチン接種が進みつつも、変異株の影響や社会経済活動の再開によって感染者数が再度増加することはあり得ます。このような状況下での感染拡大は予測が難しく、私たちは引き続き感染対策に取り組む必要があります。」

<このニュースへのネットの反応>