経営・組織コンサルティングを展開する識学(東京都品川区)は、「働き方の変化に関する調査」を実施した。会社員に、リモートワークと出社で「作業効率」に違いがあるのか聞いたところ、「リモートワークのほうが作業効率が良い」と答えたのは50.0%で、「出社のほうが作業効率が良い」は32.0%だった。

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 子どもの有無で見ると、子どもがいる人の「リモートワーク派」は56.5%、「出勤派」は27.1%。一方、子どもがいない人の「リモートワーク派」は45.2%、「出勤派」は35.7%。子どもがいる人はリモートワークのほうが世話をしながら仕事ができて良いと感じているようだ。

 リモートワークメリットを尋ねたところ、「通勤の負担がなくなる」(69.0%)がトップ。次いで「ライフワークバランスが実現できる」(43.5%)、「プライベートの時間を増やせる」(41.0%)と続いた。

 子どもの有無で大きな違いがあったのは、「ストレス」に関しての項目だった。子どもがいない人で「リモートワークによってストレスが減る」と答えたのは35.7%だったのに対し、子どもがいる人は14.1%だった。子どもがいる人にとってリモートワークは「通勤の負担がなくなる」ことはあっても、「ストレス軽減」にはつながらないことがうかがえた。

●出社のメリット

 会社員は出社のメリットをどのように感じているのだろうか。この質問に対し、「社員同士のコミュニケーションが取りやすい」(51.5%)がトップ。次いで「印刷やコピーができる」(44.0%)、「働きやすい環境が整っている(スペース・空調・通信など)」(40.0%)と続いた。

 経営者(役員を含む)に対し、自身の会社では出社とリモートワークどちらが良いのか聞いた。「出社のほうが良い」は43.0%、「出社とリモートワークハイブリッド型が良い」は30.0%、「リモートワークのほうが良い」は21.0%。リモートワークよりも出社が良いと考える経営者が多いことが分かった。

 経営者の視点からリモートワークメリットを尋ねた。最も多かったのは「通勤費用を削減できる」(42.0%)、次いで「オフィスコストを削減できる」(38.0%)、「優秀な人材を確保できる」(24.0%)だった。会社員側は通勤にかかる時間や労力などの負担、経営者側は通勤費とその内訳は違うものの、「通勤」という点で一致する結果となった。

 リモートワークが可能な企業で働く20~59歳の男女300人(会社員200人、経営者・役員100人)が回答した。期間は3月20~22日。

リモートワークのメリットは? 経営者と会社員の視点


(出典 news.nicovideo.jp)

3.「リモートワークは自分のペースで仕事ができるため、集中力が高まると感じる。しかし、同じくリモートワークの社員同士の交流が少ないため、孤独感が募ることもある。出社することで、社員同士の交流が生まれるため、社員がやりがいを感じて働くことができるようになる。」

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